太原書道展 優秀賞受賞作品の展示風景

太原書道展 優秀賞受賞展示(2024年)

書道家・コーチ 髙田(高田)悦子が墨の濃淡を重ね、縦画の響きと余白の呼吸で「意志」を描いた一枚。京都会場での展示では、観客の視線を導く照明計画が高く評価されました。

  • Year2024
  • Location京都市文化博物館
  • Award太原書道展 優秀賞

作品テーマ

縦に走る主線を起点に、墨のにじみで余韻を残しながら、内面の覚悟を描写。余白の切り取りで観者の解釈を引き出す構成に仕上げました。

展示設計

自然光を遮光し、スポットライトの角度を15度に設定することで墨の粒子を浮かび上がらせています。展示台との距離も再調整し、作品の呼吸が感じられる空間を整えました。

審査講評と今後

審査員からは「芯の通った線と余白の緊張感」「観者を惹きつける陰影の美しさ」が評価されました。今後は全国巡回展の参加や、企業ロビーでの期間限定展示も検討しています。

制作メモ: 制作時は紙質のテストを10種以上実施。墨の含ませ方を時間帯ごとに記録し、温湿度変化でも安定した表情を再現できる状態で本番へ臨みました。